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マンション管理総会 家や不動産
総会でまさかの決議
ところが、その直後の総会で、役員報酬の減額案は否決され、修繕積立金も据え置きとなってしまったのです。
これには、我々もご相談者の方も驚きです。
管理費の引き下げと修繕積立金の増額が否決されるということは、マンション居住者の皆様が、理事に対して役員報酬を負担し続けることを望んでいる一方で、将来の大規模修繕についてはあまり積極的ではない、という判断をしたということになります。
一般的な管理の方針からすると、180度正反対の判断になります。
さらにやや穿った見方をしてしまうと、きちんとマンション居住者の意向が反映されていない、もしくは、一部の役員の意向が押し通されてしまっているのでは、といった総会の運営が適正に行われていない可能性を考えてしまいます。
このような経緯をご相談者様にご報告して検討した結果、将来の管理状況が不安だということで、残念ながらこの物件の購入は見送るという判断となりました。